僕は写真を撮る時は記録のための写真ではなくて作品としての写真を撮りたいと思っている。
通常デジイチの場合、シャッターを押すと、レンズを通って集約された光はセンサー上で像を結び、デジタルデータに変換される。
そして、シャッターを押す前は、レンズを通過した光はファインダーを通って僕の網膜で像を結び脳味噌にそのデータが送られる。
この脳味噌におくられ、僕の感性で処理された画像はセンサーで変換された画像とは全然異なってしまうことがしばしばある。

記事にも書いた1月2日、近くで富士山が良く望めるところに早朝写真を撮りに出かけた。
未だ明けやらぬ平地より先に標高3,776mの頂上をこの日最初に太陽光が照らす。
まるでピンクのスポットライトで照らされたようなモルゲンロートの富士山を撮ろうと思ったのだ。

しかし、EF70-300mm f/4-5.6L IS USMのレンズを通過してセンサーで変換されたそのままのいわゆる撮って出しの画像は下のような全体がぼやけたものだった。
本当はこんな風景だったのかもしれないが・・・。
僕の網膜に結んだ像とは違う。まして描いていたイメージとは全然違う。
IMG_9957-1


そこでLR(Ligtroom)を使ってイメージに近づけようと操作する。
明瞭度を上げ、シャドーを落とし、黒を強調し、覆い焼きをして画面の下半分の露出を下げる。

IMG_9957-2

朝日に照らされた頂上付近がだいぶイメージに近づいてきたが、まだ全体的に眠い感じだ。
(1月2日にUPしたのは上の写真です。)

そこで今度はPS(PHOTOSHOP)に画像を取り込む。
レイヤーを複製し、モノクロにし、それをまた複製し反転させたものにガウスをかけてオーバーレイで三つの画像を合成する。
IMG_9957-3


最初に頭の中で描いていたイメージにかなり近づけることができた。
基本的に僕は作品としての写真にはこういうレタッチはありだと思っている。
500pxに出てる写真はほとんどPSで処理されているらしい。)
しかし、このPSというソフト、2次元のものなら何でもできてしまうと言っても過言ではない。
だからどこまでの加工(?)が写真といえるものに許されるのか非常に悩ましい・・・・・。